涼呼ぶ風鈴がお出迎え　湯村温泉、限定企画続々（兵庫）

　夏本番を迎え、温泉街で涼を感じてもらおうと、湯村温泉観光協会（新温泉町湯）は夏休み期間限定の企画を実施している。鮮やかな風鈴、浴衣で散策など、この季節ならではの雰囲気で街を彩っている。
　６５個の風鈴が湯村温泉街に飾り付けられた。涼しい雰囲気で観光客をもてなすことが狙いで、さわやかな音色を響かせている。
　源泉「荒湯」の近くの温泉橋では、竹ざおに飾られた風鈴が、やわらかな風に揺れ、カップルらを楽しませている。
　同協会が毎年この時期に企画。同協会事務局では、浴衣姿の観光客に短冊を配布しており、願い事を書いて風鈴につるしてもらう。同温泉街の協会会員に約６０個の風鈴を配り、それぞれが営む土産物店、飲食店などの店舗にも飾る。
　同協会の松元襄司会長（７０）は「落ち着いた風情を演出し、宿泊客に浴衣姿で温泉街を散策してもらいたい」と話している。
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　同協会は、浴衣姿の宿泊客に金券や源泉「荒湯」でゆがく生卵をプレゼントする夏休み特別企画も始めた。多くの観光客に同温泉街を散策してもらい、商店などを活性化させようと、毎年実施している。
　金券は、同観光協会に加盟する旅館など１２施設の宿泊者で、中学生以上が対象。浴衣姿で同観光協会の事務局を訪ねると、５００円券が１人１枚もらえる。２日間有効で、飲食店、土産物店など温泉街の３３カ所で利用できる。小学生以下の子どもには、花火をプレゼントする。
　荒湯での温泉卵づくりが体験できる引換券は各宿泊施設で提供。土産物店など３カ所で、生卵と引き換えできる。いずれも３１日まで。同観光協会ＴＥＬ０７９６・９２・２０００