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涼呼ぶオバマブルー 地元材料の風鈴50個 福井県小浜市

風鈴関連ニュース

 福井県小浜市多田の多田寺境内に、市内ガラス工芸作家が小浜産の材料にこだわり制作した鮮やかな青色の風鈴50個が設置されている。風に揺られる度に軽やかな音を響かせ、参拝者の目と耳に涼を届けている。

 同市福谷に工房を構える女性が制作。市内海岸の砂や小浜よっぱらいサバの骨などを使い開発した独特の色合いのガラス「OBAMA blue(オバマブルー)」を用い、音を鳴らす部分「舌」は小浜産カキの殻、短冊には若狭和紙と、地元の材料でそろえた。

 同寺では本尊薬師如来が瑠璃(青色)の光で人々を照らすことにちなみ、昨年から夏の時期に飾り付けている。今年は数が増え、本堂前に風鈴が並ぶ中をくぐって通る「瑠璃光門」を設置したほか、境内の木の枝などにもつるしている。

 光が差すとより透き通った色合いになり、手作りのため一つ一つ違う音色も楽しい。住職は「薬師如来様の光を受けるように風鈴の門をくぐり、暑気払いしながら参拝してもらいたい。小浜の夏の風物詩となれれば」と話した。

 設置は9月20日ごろまで。

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