本格的な夏到来を前に、喜多方市の木之本漆器店では風鈴の絵付け作業が最盛期を迎えている。
遠藤久美代表(65)と職人が漆工芸の伝統技法「蒔絵(まきえ)」を用いて、透明なガラスの風鈴に一つ一つ丁寧に模様を描いている。
風鈴は約70種類あり、遠藤代表は「今年はさわやかな印象を与える洋花を中心に絵柄を付けた」と話す。
例年より早い3月から注文が入り、花を飾ることができる卓上風鈴の注文が増えているという。雑貨を扱う全国の店舗に出荷予定で、8月まで作業に追われる。問い合わせは同店(電話0241・23・1611)へ。