鹿児島県奄美市笠利町の県奄美パーク・田中一村記念美術館は17日、同パーク内で小・中学生を対象に風鈴を作るワークショップを開いた。島内の児童生徒20人とその家族が参加し、ガラス製の風鈴に思い思いに絵を描いてオリジナル作品を完成させた。
講師は同館の有川幸輝学芸員が務めた。児童らは乾くと透明になるガラス用の絵の具を使い、まず黒い線で風鈴の表面に魚や浮き輪、スイカなどの絵を描いた。線を少し乾かした後、今度はその内側に自由に色を塗った。1時間ほど乾かすと絵の具が透明になり、光が透けるステンドグラス風の風鈴に仕上がった。 風鈴作りに挑戦した中学生は「熱帯魚の絵を参考に、色は大好きな紫色に変えた」と笑顔で話した。