◆形や絵柄多彩に
陶器や磁器の風鈴約100点が並ぶ「有田風鈴コンテスト」が、JR有田駅近くの有田一番館で始まった。形や絵柄に趣向を凝らした風鈴が風にそよぎ、涼やかな音色を響かせている。8月31日まで。
有田焼作家や趣味の陶芸家、有田工業高の生徒ら、10代から70代までが出品した。フクロウやとっくり、城をかたどった物など、大小さまざまな作品が並ぶ。絵柄も夏をイメージした花火や魚などのほか、丹念に色を塗り重ねた花や有田焼の伝統文様など、多彩なデザインで来場者にアピールしている。
コンテストは住民グループ「有田の愉快な仲間達」(吉岡千恵子代表)が毎年行っている。投票は8月30日まで。上位10作品の中から、ろくろの伝統工芸士の陶芸家、村島昭文さんが審査して各賞を決める。投票者の中から抽選で15人に有田焼窯元の作品などを贈る。