「子育て観音」で知られる報恩寺(広島県世羅町赤屋)で16日~8月13日、風鈴祭りがある。全国各地の風鈴を屋内と屋外につるし、音色を楽しむ。住民たち約30人も加わり、風鈴を取り付けた。
同寺を管理する文裁寺(同)が初めて企画した。観音堂などの中には、岩手の南部鉄器や沖縄の琉球ガラス、備前焼など、各地から取り寄せた風鈴を飾った。境内には、木の柱を立てて竹を渡し、花火や金魚などの柄入りの風鈴を下げた。風が吹くたびに、多彩な音色が響く。
報恩寺には住職がおらず、参拝者を音色でもてなそうと、文裁寺の生田秀昭住職(67)が祭りを発案。「音色で心も涼んでほしい」。