海陽中学校の3年生が26日、海陽町と高知県東洋町を結ぶ阿佐東線の車両に、風鈴40個を飾り付けた。7月1日から8月31日まで「風鈴列車」として運行される。
生徒10人が、海陽町宍喰浦の車両基地で作業した。風鈴はガラスと陶器の2種類で、アサガオや花火、金魚といった夏らしい絵柄が描かれており、涼感を誘う。緑と黄色のLED800個とヒマワリの花が飾られた列車の天井に、風鈴を丁寧に取り付けていった。
生徒たちは、阿佐東線を題材にした俳句にも挑戦し「車窓から覗(のぞ)く海夏らしい」「風鈴がきれいにかざれた阿佐鉄です」などと詠んだ。海部小児童の作品と合わせて短冊にし、車両内に飾り付けられる。
櫻井享賀(きょうが)君(14)は「風鈴の涼しげな音色を、乗客に楽しんでほしい」と話していた。
【写真説明】阿佐東線の列車内に風鈴を飾り付ける海陽中生=海陽町宍喰浦