江戸の昔から変わらぬ涼やかな音色…風鈴の出荷が最盛期／東京

夏の訪れを前に、江戸時代と同じ製法で作る「江戸風鈴」の出荷が、東京都江戸川区の「篠原風鈴本舗」で最盛期を迎えている。

溶かしたガラスに職人が息を吹き込んで膨らませ、内側に金魚やアジサイを描く。今年は新たにハスの絵柄や濃い青色の風鈴も製作し、１日平均２００個ほどを出荷している。

店舗ではコロナ禍で中断していた風鈴作り体験を再開。篠原恵美代表（６８）は「風鈴の良さを伝える機会が戻ってうれしい。明るい気持ちで涼やかな音を楽しんでもらえれば」と話した。