送っていただいた「DEEP BREATH」、毎朝2時間ほど流しております。ありがとうございます。
もともとはヨガヒーリングサロンでこれを聞いたのですが、風鈴のみの部分をきいたとき、とても深いところに自然にすーーっと意識が入っていく気がして、ヨガの先生にCDの名前をお聞きして購入しました。
音、というのはほんとうに精妙なものですね。鳴ることで、鳴らない静寂の場所へと導かれる。わたしの好きな音、というのは、ふと皿と皿がふれあったり、町を歩いていたら、どこか遠くの方から空気にのって子どものひくピアノが聴こえてくるとか、常に、ハッとなにか立ち止まらせる、そんな感じなのです。
でもそれを音楽にしてくれているミュージシャンは多くはなく、今回の「DEEP BREATH」はその感覚に近いように思い、とても気に入っています。
わたしも絵を描くことがありますが、どこまで描くかとか、「我」(が)と「我」(われ)の違いだとか、鳴る鳴らない、ということについてはよく思いをはせます。自分が描いた絵より、それをつくるために無意識につくりあげた、無秩序に色のひろがったパレットの方が美しくて、みとれてしまうことがあります。そんなとき、無意識と意識的、ということがいったいどういうことなんだろう、創造ってなんだろう、と考えてしまうのです。