土岐市老人クラブ連合会と市は2日、同市下石町の下石公民館で、市内のクラブ会員を対象とした音楽療法と転倒予防の両講座を開いた。地元の65歳以上のお年寄り約100人が参加し、歌ったり体を動かしたりして心身を和らげた。
毎年恒例の音楽療法講座では、日本音楽療法学会認定音楽療法士の纐纈光江さん(同市泉が丘町)と奥田薫さん(可児市久々利)が講師を務めた。参加者は、歌に合わせて鳴子や太鼓を演奏し、楽しくリズム感を養った。
運動不足によるけがで介護を受けることがないように今回初めて企画した転倒予防講座では、土岐市エアロビクス協会長の森つねこさん(土岐市泉町大富)が指導。いすに座ったまま、腕や肩をまわしたり、足踏みをしたりする簡単な運動を教え、家でもできることを探すよう呼び掛けた。