有田町の有田小(樋渡毅彦校長)の6年生24人が16日、白磁の風鈴に絵付けをした。赤、青、黄など5色の絵の具を使って、色鮮やかな花火やアサガオなどを描き、オリジナルの風鈴に仕上げた。
同町の陶芸家、松尾嘉之さん(62)が、絵の具の量や筆の扱い方などの注意点を説明。「失敗したと思っても、すぐに消してやり直しできる。思い切って挑戦して」とアドバイスした。
絵の具を乳鉢ですることから始めた子どもたちは、自分で描いた下絵を参考に、筆に集中して夏の風景などを表現した。草と風をイメージしたという福田莉菜さん(11)は「カーブしているので難しかったけど、夏らしい絵が描けた」と話した。
作品は松尾さんの窯で焼き上げた後、短冊を付けて完成。今月末にも同町幸平の有田館に展示する。