梅雨の蒸し暑い日が続く中で涼を感じてもらおうと、越前町の越前陶芸村にある古民家には3800個の風鈴が吊るされ、爽やかな音を響かせています。
福山千奈アナウンサー:
「たくさんの風鈴が吊るされていて、まさに風鈴のトンネルです。ふわっと風が吹くたびに涼しげな音が聞こえてきます」
越前陶芸村にあるこちらの古民家では、毎年越前焼で出来た「陶ふうりん」を展示しています。今年は過去最多の3800個。越前焼は高温で固く焼きあげるため、金属のような澄んだ高い音を奏でます。形や厚みによって音色が異なるのも陶ふうりんの特徴です。
今年の新作は、麦わら帽子。また、金魚鉢の風鈴は金魚一匹ずつが手で描がれていて、水の中を泳いでいるようです。こうした遊び心のある風鈴は、すべて地元の越前焼作家や陶芸教室のスタッフが手作りした一点ものです。
梅雨に入り蒸し暑い日が続く中、訪れた人は風鈴の涼やかな音に癒やされていました。また、今年は風鈴の間から顔を出して写真が撮れる新たな“映えスポット”もあります。
展示は9月1日までで、全て購入することができます。涼を感じに来るのはもちろん、お気に入りの一点を見つけて、自宅用や夏の贈り物にいかがでしょうか。