ガラス文化のまち・静岡県西伊豆町で、夏の暑さに一時の涼を与えてくれる「かも風鈴」の引き売りが行なわれ、涼やかな音色がまちに響きました。
西伊豆町はかつてガラスの原料・「珪石(けいせき)」の産地で、伝統文化を守ろうと作られるようになったのが「かも風鈴」です。
去年好評だったことから、今年も拝殿いっぱいに飾り付けを行う「風鈴神社」がお目見えしました。
「西伊豆の海と空」をイメージした風鈴は5人の作家が手がけたものです。
西伊豆硝子舎・生島賢さん 「この240個プラス今回の新作の90個がここに集まることは、ものすごく圧巻で音もすばらしいと思います」
商売繁盛や健康を祈る神事が行われたあと、さっそく買い求める人もいました。
そして出発していくのは、風鈴を取り付けたリヤカーです。 ひき売りは4年ぶりで海風に揺られ、涼やかな音色を響かせていました。
宇久須神社での展示は9月まで行われている他、祈祷を受けた「かも風鈴」は黄金崎クリスタルパークで購入できるということです。