浪速の夏の風物詩として親しまれる「大阪せともの祭」が21日、大阪市中央区の坐摩(いかすり)神社境内で始まり、夏らしい風鈴や動物の置物などの作品がずらりと並んだ。23日まで。
神社のある旧西横堀川岸一帯は江戸時代、陶磁器の問屋街として栄え、7月の地蔵会には蔵ざらえの陶器市が開かれるなどにぎわったという。現在は府陶磁器商業協同組合が毎年、坐摩神社の夏季大祭と同時に開催している。
関西の陶芸作家らが境内に出店。神社会館ではセミナー「和食が世界遺産になりました」や食器の特売市などが開かれている。
22、23両日には、神社の行事として、ご神事太鼓奉納やゆかた茶会なども開催される。