南部風鈴：琴平駅構内に１６４個（香川）

◇猛暑に涼を求めて
　琴平町のＪＲ琴平駅構内に１６４個の南部風鈴が登場した。風に吹かれると澄んだ涼しげな音色が響き、乗降客の心を癒やしている。
　西讃地域で活動するボランティアグループ「人生いきいきクラブ」（黒川陽一代表）が１９９７年から毎年、活動の一環として、取り付けている。
　風鈴には一つずつ短冊が付けられた。まんのう町立四条小学校５、６年生６４人の「役場で働き、地域のまちおこしをして、明るい町にしたい」、「おいしいケーキを作る、ケーキ屋さんになりたい」といった将来の夢が書かれた短冊の他、歌の題名や歌詞が書かれたものもつるされた。
　黒川代表は「琴平駅の乗降客に、心だけでも涼しくなってほしいという思いから、風鈴の取り付けを始めた」と話している。風鈴の音色は今月３０日まで楽しめる。