ワークショップ「修善寺和紙の短冊に麦わらの張り細工で風鈴を作ろう」が8月19日、伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア(伊豆市修善寺)」で行われた。(沼津経済新聞)
同ワークショップの講師を務めたのは、修善寺で麦わら細工店「晨(あした)」(同)を営む麦わら細工職人の辻享子さん。麦わら細工は、修善寺和紙と並ぶ同地の伝統工芸という。
辻さんの指導で参加者は、約1時間半の作業で風鈴を完成させた。作業では、平らに広げた麦わらを木の盤等で擦り光沢を出したり、好きな形に切り取り和紙に貼ったりした。
参加者の小学生は「(和紙に)平らに広げたり小さなパーツを貼ったりするのがが大変だったが、楽しくできた。また作りたい」と話していた。
同ワークショップを企画した「美しい伊豆創造センター」(同)の塚本春奈さんは「地元に工芸品があることや、地元で工芸品を作っている人がいることを多くの人に知ってもらうことで地元に伝統工芸が根付いていくのではないか」と話す。