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京都・清水寺に南部風鈴 復興願い県人会有志

 京都県人会有志による京都清水寺で南部風鈴を愛(め)でる会(及川静衛会長)は1日、京都市の清水寺境内に早期復興と平和を祈念して南部鉄器の風鈴230個を飾った。5回目の今年も釜石市と京都市の子どもたちが希望をテーマに書いた短冊が古都の風に揺れ、猛暑の中で涼しげな音色を奏でている。
 約20人が出席して奉納法要を行い、清水寺の森清範貫主は「岩手と京都の子どもたちが風鈴を通して交流できるのはありがたい。縁をつなげて復興の役に立てればと思う」とあいさつした。
 京都市開睛(かいせい)小の6年生3人が境内に南部鉄器の風鈴を掛けた。岸本のぞみさんは「震災で亡くなった人はこんなことになるとは思わず過ごしていたと思う。生きているありがたさを考えたい」と思いを込めた。
 釜石市の唐丹(とうに)、白山(はくさん)の2小学校の児童が記した短冊も紹介。「早く校舎が新しくなってほしい」などの願いに多くの観光客が見入っていた。展示は30日まで。期間中の土日曜日は境内で本県の観光パンフレットの配布などPR活動も展開する。
【写真=「命を大切にしたい」などの思いを込めて南部鉄器の風鈴を飾る森清範貫主(右から3人目)と京都・開睛小の児童たち=1日、京都市・清水寺】

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