毎年恒例の「福井の夏物語ふうりん祭り」が、福井市のプリズム福井で開かれている。出入り口からの風が通るたびに、涼やかな音を響かせている。8月31日まで。
ガラスや南部鉄器などの風鈴300個が飾られ、うち103個には、市内のこども園などの園児らがクレヨンなどで描いた絵の短冊が付いている。
短冊をデザインした同市中央2の三谷館認定こども園の年長組と年中組計23人が10日、会場を訪れ、自分たちが植物や動物などを思い思いに描いた短冊が付けられた風鈴にじっくりと見入っていた。安土大暉(ひろき)ちゃん(5つ)は「チリーンチリーンと鳴ってうれしかった」と満面の笑みだった。
ふうりん祭りは、今年で55回目。プリズム福井の沢崎和信マネジャー(61)は「園児の思いを感じ取ってほしい」と話していた。