夏の訪れを前に、兵庫県豊岡市の工房で、伝統工芸品である「出石焼」の風鈴作りが始まりました。
出石焼の風鈴は、透き通るような白さと高く柔らかい音色が特徴です。
「永澤兄弟製陶所」では、職人が型枠に水で練った泥を流し込み、固まるのを待って2日ほど自然乾燥させます。
そして「素焼き」にした風鈴に、若アユやトンボなどを丁寧に絵付けし、約1300度の高温で「本焼き」をすると、青い絵柄が涼しげに浮かび上がります。
新型コロナウイルスの影響で、おととしと去年は、製作数を減らしましたが、今年はコロナ前と同じ約1500個を作る予定です。