四国各地から古い民家を移築復元した野外博物館、四国村(高松市屋島中町)のメインストリートなどに風鈴が飾られ、涼やかな音色が来場者を和ませている。
昔の暮らしを再現している同村では、風鈴で涼を感じてもらおうと10年以上前から実施。今では夏の風物詩として定着しつつある。
今年も風鈴約400個を2日間かけて、メインストリートの「流れ坂」と「かずら橋」「小豆島農村歌舞伎舞台」に設置した。
職員の新福功さん(46)は「風鈴の音色で少しでも涼を感じてもらえたらいい。村内は木々が多く涼しいスポットもいっぱいある。ぜひ来てほしい」と話した。期間中は毎朝、割れている風鈴がないかチェックするという。
大阪から讃岐うどんを食べに来たという赤根幹太さん(24)と阪上晴香さん(24)は「初めて来たが、かずら橋など楽しかった。流れ坂では風鈴のいい音が響いていた」と話した。
風鈴飾りは8月31日まで。入館料は大人1000円、高校生600円、小中学生400円。問い合わせは同村((電)087・843・3111)。