徳島県石井町の童学寺で、短冊に願いごとを記した風鈴約1400個が境内の回廊につるされ、参拝者を楽しませている。7月末まで。
「まけまけ風鈴祭」と銘打った祭り。阿波弁で「あふれるほどの」を意味する「まけまけ」と、「負けん負けん」をかけた。魔よけの道具とされる風鐸(ふうたく)が由来の風鈴をつるし、「あふれるほどの風鈴で困難に負けない」との意味を込めたという。
花火や朝顔、金魚などが描かれた風鈴の短冊に、参拝者が世界平和や家内安全などを祈願して奉納。塩田龍澄住職(44)は「願いが込められた風鈴の音を聞いて、心穏やかに過ごしてほしい」と話した。
回廊に風が吹くと順番に風鈴が鳴り響く光景は、砂浜で波が押し寄せてくるような迫力がありました。