新温泉町・湯村温泉に22日、夏の風物詩「癒しの風鈴」が今年もお目見えした。湯村温泉観光協会(松元襄司会長)が2007年から毎年、観光客に「風情と涼」を届けようと始めた。8月末まで。
今年は温泉街中心地の温泉橋と、夢千代橋の2カ所に設置。若竹に飾り付けられた金魚や朝顔の絵柄の風鈴60個(岩手県名産の南部鉄製や陶器製)が、春来川からの川風を受ける度に「チリン、チリン」と涼しげに「涼」を温泉街に呼び込んでいる。
松元会長は「夕暮れには春来川沿いで鳴く、かじかの声と風鈴の音色を聞きながら、落ち着いた湯村温泉の雰囲気を味わってください」と話している。