下諏訪町の諏訪大社下社秋宮周辺の商店などで作るしもすわ門前会(今野寛人会長)は、同町内で開催中の風鈴市に併せて大社通りの御柱グランドパークに氷柱をすえ観光客らに涼感を演出している。次回が最終回で19日午前9時に設置する。
地域活性化を目指して7月下旬に発足。今回の活動が外部に向けての最初の事業となる。風鈴市は下諏訪観光協会などが大社通りを中心に昨夏から始めた夏の企画。今回、新たに発足した門前会へも観光協会が参加を投げ掛けた。
御柱グランドパークは大社通り沿いの温泉やモニュメントのある広場。門前会は、風鈴の飾られたやぐらの下に氷柱とベンチを設置して、耳と目と肌で涼しさを味わえる休憩所を設けた。
氷柱の設置は風鈴市のイベント期間(19日まで)で、土日曜日を中心に合わせて5回。すでに4回は終了している。
氷柱の大きさは25センチ角で高さ50センチ。これまで4回の様子から、今夏の暑さの中でも午前9時に設置して午後3時ごろまでは氷は溶け切らずに残っているという。
観光客に交じって涼しげな氷に誘われて地元の人も一休みに訪れ、旅の様子を聞いたり観光地の案内をしたりという光景も見られた。
風鈴市の関連イベントは19日までだが、風鈴の飾り付けは8月いっぱい続く。