津軽鉄道(津軽五所川原―津軽中里)で、夏の風物詩「風鈴列車」が今年も運行されている。列車内では、青森県五所川原市の窯元「津軽金山焼」の風鈴が涼しげな音を奏でている。
風鈴列車は、列車内に冷房機器がなかった1984年に始まった。10日は、津軽五所川原駅を発車した「走れメロス号」で風鈴10個が「カロンカロン」と揺れ、乗客の耳を楽しませていた。
風鈴は、8月31日までの期間中、全列車に取り付けられている。車内アテンダントの松山千恵子さん(47)は「今年は3年ぶりに立佞武多(たちねぷた)が開かれる。ぜひ風鈴列車に乗って見に来てほしい」とPRする。