橿原市小房町のおふさ観音(密門光範住職)で、夏の風物詩「風鈴まつり」が始まり、境内につるされた約2500個の風鈴が涼やかな音色を響かせている。8月31日まで。
境内には、ガラス製の江戸風鈴や鉄製の南部風鈴、青銅製の小田原風鈴など、日本各地の特徴的な風鈴がずらり。風が吹くと一斉に揺れ、さまざまに美しい音を奏でる。
密門裕範副住職(48)は「風鈴の揺れる様子を見ていると風の通り道を感じ取れるので、耳だけでなく目でも楽しんでもらえれば」と話す。
浴衣を着た来場者には「華みくじ」を無料授与。茶房「おふさ」では日本各地の風鈴展示会を開催している。17日午後6~9時には、ランプの明かりで風鈴を照らす「夜まつり」がある。
開門時間は午前7時から午後5時まで。年中無休。拝観無料。問い合わせはおふさ観音、電話0744(22)2212。