大田原市佐良土の光丸山法輪寺の「風鈴祭り」が7日始まった。境内に透明感のある色とりどりの風鈴約300個がつり下げられ、猛暑の中、涼やかさを演出。祭りは9月半ばまで。
風鈴が「邪気を払い、良い気を取り込む」といわれるため、暑い時季に合わせ祭りを企画した。
気象庁によると、7日の市内はことし最高の36・4度を記録。訪れた人は「(夏越なごし)の大祓(おおはらえ)」の茅(ち)の輪をくぐり、チリン、チリンという風鈴の音に涼を感じた。境内ではシャボン玉も飛ばされた。
外出の途中、娘や孫と立ち寄った那須塩原市在住、パート尾形(おがた)フミエさん(67)は「ものすごく暑いですが、それでも風鈴で涼める気がします」と目を細めた。
祭り初日は、この日限定の御朱印の頒布などが行われ、行列もできた。風鈴は有償で頒布し、希望者は願い事を書き込める。1個500円から。