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涼しげ 有田焼の風鈴展(佐賀)


 有田焼の風鈴を集めた「有田ふうりん展」が、有田町幸平の有田館で開かれている。絵柄や形の違う約100種類の風鈴が、涼しげな音色を響かせている。8月31日まで。
 磁器の風鈴の良さを感じてもらおうと、同館が4年前から開催。窯元と商社の計12社が取り扱う風鈴を展示・販売している。草花や、しま模様のほか、金魚や猫の形をした物もあり、それぞれ違った音色を楽しめる。価格は1200~2万1600円。
 同展では、近くの有田小(西山正治校長)の6年生18人の作品も展示されている。同小では6月、同校OBで松尾錦工房の松尾嘉之さん(61)の指導で、絵付けの授業が行われた。児童たちは、赤や緑など5色の絵の具を使い、直径約5センチの風鈴に、波模様や花、スイカの柄など、思い思いに絵筆を走らせた。
 音符と花火の絵を描いた岩下朝香さん(11)は「直線や細かい部分が難しかったけど、うまくできたと思う」と話した。
 作品は窯で焼き上げた後、同館に飾られた。松尾さんは「子どもたちの発想で絵付けされた力作。多くの人に見てほしい」と話している。
 有田館では、風鈴の絵付け体験(材料費込み1000円、送料別)もできる。問い合わせは同館(0955・41・1300)へ。

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