2016年7月9日(土)~8月31日(水)まで、昨年20万人以上が来場した「川越氷川神社 縁むすび風鈴」が埼玉県川越市にて開催される。今年は約2,000個の色とりどりな江戸風鈴が涼し気な音を奏で、小江戸川越の夏を鮮やかに彩る。
「川越氷川神社 縁むすび風鈴」とは?
「小江戸」「蔵の街」といった懐かしい日本のたたずまいが身近に感じられる川越市で、1500年もの歴史をもつ川越総鎮守氷川神社。その昔から“縁結びの神様”として信仰を集めるこの神社にて、天の川に恋の願いが届くように、そして夜の神社でひとときの涼を楽しんでもらえるように、との思いから2014年に初開催された。
その風流な光景とビジュアルが話題を呼び、初年度は10万人以上、昨年は20万人以上が来場するほどの反響を呼んだ夏限定の祭事として知られている。
色鮮やかな風鈴が吊り下げられた「縁むすび風鈴回廊」
「川越氷川神社 縁むすび風鈴」のシンボルエリアが、11色の色豊かな風鈴がいくつも吊り下げられた「縁むすび風鈴回廊」。参拝者は風鈴の音色をくぐって境内にはいり、幻想的な風鈴回廊内に設置された色とりどりの江戸風鈴に、各々の願いを書いた木の短冊を結ぶことができる。
また風鈴回廊の他にも、竹毬の影と光で和やかに演出した「竹毬風鈴オブジェ」や、昨年「縁むすび風鈴回廊」の奥に新設された「風鈴小路」エリアが今年も登場。
「風鈴小路」では透明の風鈴にライトを当て、その変化する色彩で幻想的な雰囲気が作り出される他、短冊も川越氷川神社の社紋をあしらうなど、他の縁むすび風鈴とは趣が異なる仕様となっている。
夏らしい涼しげ風鈴スイーツを堪能
また、1500年以上にわたり多くの結びを見守ってきた「川越氷川神社」境内の「むすび cafe」では、鎮守の杜のカフェとして、心を込めたお菓子や料理、贈りものを用意しているが、今回の祭事中は数量限定で特別なスイーツも登場。
そのひとつが、丸いガラスの器を風鈴に見立てた「彩り風鈴」。ソース・ムース・ゼリーの層に瑞々しい果実をたっぷり入れた、夏らしい爽やかな味わいのスイーツだ。
同じくフレッシュな果実が透明な器にごろりと入った「水わらび餅」は、爽やかな果汁感が溢れるのどごしの良いわらび餅風スイーツ。
そして今年から新たに、あられに砂糖蜜をかけた素朴な甘さのお菓子「浮星」が登場。もともとはお湯に浮かべて飲んでいた昔ながらのお菓子で、国内で作っているのは新潟県にある「明治屋」一軒のみという珍しい菓子だ。
風鈴小路を歩いた後は川越散策
また、「川越氷川神社 縁むすび風鈴」の会場となる「川越氷川神社」は、「時の鐘」や「蔵造りの街並み」といった人気の観光スポットまで徒歩10分の距離。
夏らしく浴衣姿で江戸の文化と歴史が薫る街を散策しつつ、境内で縁むすび風鈴に願いごとを結んだり、釣竿で釣る「あい鯛みくじ」などを楽しんだりする若い女性の姿が年々目立つようになっている。
夏の小江戸川越の観光には外すことのできない祭事、「川越氷川神社 縁むすび風鈴」がてら風流な街歩きを楽しんでみては。
川越氷川神社 縁むすび風鈴
住所:埼玉県川越市宮下町2丁目11−3
開催期間:2016年7月9日(土)~8月31日(水)9:00~21:00