四万十市の土佐くろしお鉄道中村駅の車両基地で23日、風鈴の飾り付けが行われた。
列車の利用客に少しでも涼しさを感じてもらおうと、乗降客の多くなる夏場を前に毎年行っており、今回が11回目。同社員4人が「だるま夕日号」と宿毛市のマスコットキャラクター「はなちゃん」のイラストを使った車両の計2両にガラス製の風鈴計51個を取り付けた。
風鈴には、古津賀保育所(四万十市古津賀)の年長児と宿毛幼稚園(宿毛市押ノ川)の年長児51人が作った「ケーキ屋さんになりたい」「サッカー選手になりたい」などと書かれた短冊が結び付けられた。また、うちわのほか、アサガオやアジサイなどの造花も飾り付けられた。
30日には、古津賀保育所の園児が土佐くろしお鉄道の「古津賀駅」から風鈴列車に体験乗車し、中村駅で下車した後、同駅でササに短冊を飾り付ける。
風鈴列車は8月下旬まで宿毛-窪川駅間で運行される。運行時間などの問い合わせは中村駅(0880・35・4961)。