岩手県奥州市のJR水沢駅に7日南部鉄器の風鈴が飾られ、涼しげな音色が夏の訪れを告げています。
水沢駅ホームでの南部鉄器の風鈴の飾り付けは、利用客をもてなそうと1962年に始まりました。7日はJRや鋳物組合、市などから10人ほどが作業に訪れ、風鈴およそ700個を取り付けました。
南部風鈴は環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれている夏の風物詩です。
高く澄んだ音を響かせる風鈴には、地元出身の大谷翔平選手を応援したり、防犯の標語を記したりした短冊が付けられています。
(水沢鋳物工業協同組合 佐藤康平さん) 「この音色を聴いて、心に安らぎを与えられたら良いなと思っております」
鋳物のまちの夏の風物詩、水沢駅の南部風鈴は9月上旬まで飾られる予定です。