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城下に響く大天守型の風鈴 姫路工業高生が製作

姫路城をかたどった風鈴が、城下町に涼を運ぶ=姫路市野里寺町、野里商店街(撮影・岡本好太郎)  姫路市の世界遺産・国宝姫路城近くの野里商店街で、城の大天守をかたどった風鈴六十個が、真夏の城下町に涼しげな音を響かせている。
 大天守をイメージしたステンレス板に、アルミパイプ三本と竹、短冊がつり下げてある。風が吹くと、明治時代からの町家が残る同商店街の軒先でチリン、チリンと鳴り出す。
 地元の住民団体「野里まちづくりの会」(瀬澤義和会長)が夏の風情を楽しんでもらおう-と、近くの姫路工業高校に依頼。溶接科三年の約十人が数週間かけて製作した。市花サギソウ、千姫など約十種の短冊と、風鈴の図柄はデザイン科の生徒が手掛けた。
 七月からつるし、買い物客に好評。同校溶接科三年の大霜達広君(18)は「風鈴の音色に誘われ、商店街を訪れる人が増えてほしい」と話す。
 九日午後五時から一帯で、江戸時代の悲恋物語の男女をしのぶ「第五十九回お夏・清十郎まつり」がある。顕彰会事務局TEL079・223・3750(大島光貴)

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