南部風鈴、ホームに響く涼の音　奥州、2駅に1500個

　奥州市南部鉄器まつり実行委員会（及川勝比古（かつひこ）会長）は４日、同市水沢区のＪＲ水沢駅と東北新幹線水沢江刺駅に南部風鈴を飾り付け、爽やかな音色がホームに響き渡った。
　計約１５００個の風鈴を設置。関係者約２０人が風鈴をホームの天井に取り付けた。風鈴は鐘形や金魚、鳥や花などさまざまな形で、短冊には川柳や俳句、防犯標語や「がんばろう！東北」などのメッセージが並ぶ。
　ＪＲ水沢駅での風鈴の設置は１９６３年から続いている。同市水沢区桜屋敷の専門学校生（３４）は「初めて見た。音が良くて癒やされます」と聞き入っていた。風鈴は８月末まで飾られ、乗降客を迎え入れる。
【写真＝爽やかな風に揺れ、美しい音色を響かせる南部風鈴＝４日、奥州市水沢区・ＪＲ水沢駅】