海老名市の夏の風物詩「第五回相模国分寺風鈴市」が二十七日から、同市中央一丁目の民間駐車場で開かれている。北は北海道から南は佐賀県まで、全国各地の風鈴が展示・販売されており、涼しげな音色が会場全体に響き渡っている。同市の主催で、二十八日まで。
会場には、長野県の「諏訪風鈴」や神奈川県の「小田原風鈴」、富山県の「真ちゅう風鈴」など、全国各地の風鈴が飾られ、多様な音色を披露。五百~一万円前後で販売しており、材質も竹や炭、クリスタルガラスなどバラエティー豊か。訪れた人びとは「面白いねえ」と興味深そうな表情で手に取ったり、顔を近づけて耳を澄ませたりしていた。
国分寺をモチーフにした七重の塔の「海老名風鈴」も販売している。海老名商工会議所では「気軽に足を運んでもらい、全国の風鈴の音色を楽しんでほしい」と話している。
二十八日は午後一時から同七時まで。先着百五十人限定で、参加費六百円で風鈴の絵付け体験も実施している。問い合わせは、同会議所事務局電話046(231)5865。