夏の暑さを和らげる風鈴や色鮮やかな琉球ガラスなど「涼」をテーマにした「夏ものがたり工芸作品展」が、熊本市南区川尻の市くまもと工芸会館で開かれている。8月30日まで。入場無料。
毎年開催されていて、今年は竹工芸やキャンドル、陶芸など県内の工芸作家10人と、琉球ガラス(沖縄県)や南部鉄器(岩手県)の風鈴など県外4事業所が出展した計約80点がそろった。
熊本市西区の布花(ぬのばな)作家、森由美さんはヒマワリやハーブなどを出展。シルクや木綿などを染色し、生花さながらの繊細な美しさを表現した。森さんは「涼やかな作品がたくさんあります。会場へどうぞ」とPR。会館の担当者は「すべて手作りなので市販の既製品とは一味違う。風鈴の音色なども聞き比べてみてほしい」と話していた。