金沢工業大の研究室が考案した「かなざわ風鈴」を作るワークショップ「かなざわ風鈴de大人の七夕」が8日、金沢市寺中町の金沢海みらい図書館で開かれた。参加者らは風鈴を笹(ささ)につるし、みやびやかな形と音で七夕を楽しんだ。
かなざわ風鈴は、10センチ四方の和紙6枚の角同士を貼り付けた立体の中に、真ちゅうのパイプとひもでつるした5円玉を入れて作る。風でパイプと5円玉がぶつかり、余韻の長い澄んだ音が鳴るのが特徴。音の環境工学を研究する土田義郎教授(建築学)の研究室が2013年に開発した。
この日は、大学生や主婦ら20人がオリジナルのかなざわ風鈴を仕上げ、七夕にまつわる本のフレーズをしたためた短冊と共に笹に飾った。参加した同大3年の玉越翔子さん(20)は「響く音が涼しげで、夏っぽい」。
作製した風鈴は18日まで、同図書館1階ギャラリーに展示される。