サヌカイトとは、讃岐地方(香川周辺)で産出される、めずらしい黒石のこと。
サヌカイト風鈴は演奏会でもかかせない、石の風鈴です。
ここではサヌカイトのすばらしさをご紹介したいと思います。
サヌカイトは約1300万年前に、瀬戸内地方を襲った大規模な火山活動でできた特異な岩石で、大量に噴出した溶岩が急速に冷却されでできた石です。
←サヌカイトの原石
岩石分類上は安山岩またはデイサイト(珪酸分のやや多い火山岩)に属する岩石であり、顕微鏡下で見ると極めて細粒緻密でガラス、斜方輝石、磁鉄鉱、斜長石などから構成されています。
つまり、希にみる緻密なガラス質なのです。
サヌカイト製の縦長剥片を素材とした 大型削器。→
サヌカイトは、石器時代から使用されていました。
サヌカイトは、うまくたたくと薄く割れ、その割れ口が刃物のように鋭くなるので、石器の材料としてたいへん優れていたのです。
この石をたたくと、「カーン」という神秘的で澄んだ美しい音を奏でることから、地元では「カンカン石」と呼ばれ親しまれてきました。
サヌカイトという名は、1891年にドイツの地質学者ヴァインシェンクが、「讃岐の石」という意味で命名したものです。
サヌカイトを使って楽器が作られたのは今から約100年ほど前のことです。
香川県に住む長尾猛住職がサヌカイトを研究・採掘し、仏教音楽の伴奏楽器として石琴(せききん)を創作しました。
サヌカイトの音は大変音域が広く、さまざまな高周波音が含まれています。
人の耳に聞こえる高周波音は2万ヘルツが限界とされていますが、滝の音やイルカの鳴き声は10万ヘルツの高周波音を含み、人間の精神を安定させる効果のあることがわかっています。
サヌカイトの場合にはピアノよりも高い音を出すことができ、100万ヘルツまでの高周波を出すことが可能とされているので非常に高い癒し効果があります。
←サヌカイト風鈴は職人によって一つ一つ丹念に手作りされています。
サヌカイト風鈴を試聴する(MP3)
インターネット用に圧縮していますので音質は低下していますが、余韻や雰囲気はわかると思います。
風鈴演奏家が演奏で使う、唯一の石の風鈴
「サヌカイト風鈴(讃岐岩風鈴)」
8,800円税込/送料別
多数のサヌカイト風鈴から風鈴演奏家が選んだ一品です。2020年7月16日現在、在庫が5個ございます。在庫が切れた場合は連絡させていただきます。
サヌカイト風鈴は四季をとおして聴ける癒しの音です。賛同していただける方はぜひご購入下さい。