涼しげな雰囲気を醸し出すガラス展「夏の足音」が7日、滋賀県高島市安曇川町田中の旧安曇川郵便局(ギャラリー藤乃井)で始まった。籠の中の小鳥をイメージした風鈴をはじめ花器や食器など約120が展示されている。
作品はガラス作家時澤真美さん(38)=同市勝野=が制作。京都市山科区に生まれ、富山ガラス造形研究所を卒業後、2006年からプロとして活動している。地元での個展開催は初めてとなる。
ガラス製の風鈴には青い鳥が籠に入ってきたというイメージの作品をはじめ、きめ細かな細工を施し、綿毛やパッチワークをデザインしたものもある。清涼感ある食器や置物なども並び、夏の訪れを感じさせていた。
時澤さんは「作品を通して、涼しい気分を味わってもらえれば」と話す。12日まで。無料。藤乃井0740(32)0150。