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アルミ缶が風鈴に変身 作り続け19年目 北見(北海道)

 軽やかな音色が、初夏の風に揺られて工場内に響き渡る―。北見市川東の元鋳物工場経営の渋谷岩男さん(77)がアルミ缶を再利用した風鈴を今年も製作した。
 今年で19年目。風鈴づくりは愛犬の散歩中に善意で拾っていたゴミのアルミ缶がたまり、再利用できないかと考えたことがきっかけ。季節が初夏だったこともあり、それまで作ったことのない風鈴づくりに挑戦したという。
 約800度の炉でアルミを溶かして、鋳型に流し込む。完成した風鈴は、毎年北見市内で開かれる「環境フェア」で販売。アルミ缶は近所の住民らが無償で提供するという。「周りの人に支えられて続けてこれた。喜んでくれる声が来年への活力になる」と笑顔で話す渋谷さん。
 今年は5月中旬から6月上旬までに、星やフクロウなどをデザインした6種類の約100個を製造。25日に北見芸術文化ホール前の駅南多目的広場で開かれる「環境フェア」で1個1500円で販売する。問い合わせは渋谷さん(電)0157・25・5234(FAXも)へ。

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