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【京都市西京区】1300年をこえて続く古社の風鈴800個が涼を誘う 境内の柴漬けとろろ蕎麦が美味しい

風鈴関連ニュース

 松尾大社は、太古の昔よりこの地方一帯に住んでいた住民が祀っていた松尾山の山霊を、五世紀の頃、朝鮮新羅の豪族とされる秦(はた)氏の大集団が、朝廷の招きによってこの地方に来住し、一族の総氏神として仰ぎ融合させたのが始まりと伝承されています。

 秦氏は保津峡を開削し、桂川に堤防を築き、現在の「渡月橋」の上流には大きな堰を作り、下流にも所々に水路を走らせ、桂川両岸の荒野を農耕地へと開発して行ったといいます。その水路は一ノ井・二ノ井などと呼ばれ、今現在も松尾大社境内地内を通っています。

 その松尾大社に色とりどりの800個の風鈴が飾られ涼を誘っています。2024年6月8日に訪れると、チャリリンと風が吹くたびに風情ある音色を響かせていました。

 神社の神官さんに伺うと、「鈴は神代の昔より神事に用いられ、音の涼しきより名付けられた」のだそう。その音色は「神様をお慰めすると同時に自身の罪穢れを祓い清々しくする」といいます。風鈴祈願として9月の八朔祭まで祈願された短冊を飾ってくださいます。

 ランチタイムでもあったので、境内にある「休憩処 団ぷ鈴」で蕎麦を食べていくことに。店舗横に少しだけ紫陽花が花を咲かせていました。神官さんによると、「かつては庭園奥などにも38種の紫陽花による花の宴が見られたんですが、台風で倒れ今は植えられていない」とのことでした。

 境内にある酒かすごぼう、酒かす大根などが人気の「京つけもの もり 松尾大社店」とのコラボ商品「柴漬けとろろそば」を食べてみました。さっぱりとろろの上にのった塩気の効いた柴漬けとよく合います。ひんやり極細のそばと絡んでとっても美味でした。

 ひとくちサイズのこだわりの「みたらし団子」や京都名物「にしんそば」なども人気です。松尾大社に参拝の際にはぜひお立ち寄りください!

松尾大社(外部リンク)京都市西京区嵐山宮町3 075-871-5016

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