「出石焼」風鈴づくりが最盛期　透明感のある白さと澄んだ高い音色が特徴　観光客からも人気／兵庫・豊岡

　本格的な夏の訪れを前に、兵庫県豊岡市にある「出石焼」の工房で、風鈴づくりが最盛期をむかえています。

　豊岡市出石町にある伝統工芸「出石焼」の窯元では毎年、夏を前にしたこの時期に風鈴を作ります。 　まず、溶かした粘土を型に流し込み、２日間自然乾燥させた後、素焼きをして原型を作ります。

　その後、熟練の職人が滑らかな筆使いで、アユの模様を１つ１つ丁寧に描き、最後に高温の窯で焼けば完成です。

　出来上がった出石焼の風鈴は、透明感のある白さと澄んだ高い音色が特徴で、観光客からも人気だといいます。