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障害児の心、生の音楽が解き放つ 横浜の事務所が札幌で特別開放

 コンサートを鑑賞する機会に恵まれない発達障害の子供たちのため、27日に札幌市北区のホールで行われたクラシック演奏会のリハーサルが開放され、保護者を含む30人余りがプロのピアノや歌声を楽しんだ。
 発達障害の子供は、落ち着きなく動き回ったり、不意に大声を出すなどの特有の行動のため、一般の演奏会はなかなか鑑賞できない。今回は、横浜の音楽事務所オフィスTW2が「生演奏は心の動きを引き出す。発達障害の子供にこそ必要」と札幌市内の児童デイサービスに通う子供らを招待。札幌のソプラノ歌手大楽裕美子さん、同事務所代表の木村天山さんらが「マイウェイ」など計10曲の歌を披露。ステージに上がった子供たちと一緒に歌ったりした。
 札幌では2004年10月、同事務所所属カウンターテナー歌手の藤岡宣男さんが、同じ趣旨でコンサート前の時間を開放。札幌でダウン症の子供の音楽療法にかかわった藤岡さんは「ぜひ次も」と約束していたが、昨年9月、事務所のベランダから誤って転落し死亡。藤岡さんの遺志を継いで実施された。(北海道新聞)

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